Windows環境にluarocksをインストールするにはhererocksが便利
最近luaとluarocksを使っています。 lua自体のビルドは5.4ならonelua.cを適当にCコンパイラに投げればよいので簡単です。 luarocksのインストールは自分には難しく、うまくいきませんでした…。
hererocksを使うとWindowsでも簡単にluaとluarocksをビルド、インストールすることができます。
hererocksは指定したローカルディレクトリにlua又はluajit/moonjitの特定のバージョンとluarocksをインストールすることができます。
例えばhererocks .\my-lua53 --lua 5.3 --luarocks latest
とすれば.\my-lua53ディレクトリにlua 5.3.5がインストールされます。
luaとluarocksをPATHに一時的に通すためにはインストールしたディレクトリのbinサブディレクトリ内のactivateスクリプトを実行します。 コマンドプロンプト用にはactivate.bat。PowerShell向きにはactivate.ps1が用意されています。
hererocksはpythonで書かれているのでpythonが必要です。私はBlender 3D内蔵のpythonを使ってhererocks.pyを直接実行しました。
現在、hererocksはluarocksのチームがメンテナンスしているのでpipからインストール等の詳細はこちらのrepositoryを参照してください → https://github.com/luarocks/hererocks
hererocksはcl.exe(MSVC)がPATHにあればcl.exeをCコンパイラとして使い、無ければgccを代わりに使います(gccがPATHにあれば)。